ジャーナル

骨の基礎知識 #02 骨とカルシウム・ビタミンK2

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意外と知らない骨のこと。さまざまなテーマで解説します。

骨はカルシウムの貯蔵庫です。摂取したカルシウムが、どのように骨に運ばれ、蓄えられるのか、その仕組みを見てみましょう。
血中に取り込まれたカルシウムを骨に定着させるのは、オステオカルシンというタンパク質の仕事なのですが、この働きを活性化させるのがビタミンK2。せっかく摂取したカルシウムを無駄なく骨に定着させるため、血液中の眠っているオステオカルシンを起こして働かせる、大事な役割を担っています。

「骨をつくるメカニズムと栄養素」について詳しくはこちら。

 

また、ビタミンK2は、骨を形成するコラーゲンの量を増やし、よりよい骨質をつくるためにも重要な栄養素です。
カルシウムだけでなく、ビタミンK2などさまざまな栄養素をあわせて摂ることによって、効率的にカルシウムを吸収し、骨に定着させられることが分かりますね。

 

BeinBein研究開発ブレーン 竹若剛志
東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命工学専攻修士課程修了後、大手メーカーで新規事業の研究に従事。学部生の頃から惹かれた「医食同源」の分野で広く深く活動する地力をつけるため退職し大学院博士課程へ。博士号取得後は同分野の幅広い領域の研究に従事し、機能性表示食品制度の運用開始を機に関連業界の各階層の仕事をするべく起業し今日に至る。専門は、分子栄養学、細胞生物学、分子生物学、微生物学。趣味は休日の古都・海岸の散策。